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車磨き研究所の新着情報

新規開業希望者の技術講習を行ないました!

2011年05月23日|マイスターブログ

DSC09086 昨年より静岡県で新規開業を目指されている方とのお話し合いをさせていただいておりましたが、先日技術講習をご希望され磨きの04コースの講習を行いました。

 

こちらの方は某県のコーティング屋さんで2年半ほど修行をされ、いよいよ本年静岡県袋井市に

新規開業希望者の技術講習

新規開業をされることとなりました。

 

初日は午後から座学として磨き等の物理的理論やコーティング剤などの化学原理などをレクチャーし、集客方法や店舗設備などについて話し合いました。

 

 

新規開業希望者の技術講習

今までお勤めしていたコーティング屋さんでは、一切接客はされていなかったとのことで営業戦略に関してのノウハウはまったくない状態でしたので、これから展開していこうとする顧客層や価格帯・サービス内容と、営業戦略との隔たりが大きくこれをどう改善・方向付けしていくかは大きな課題として残りました。

 

但しはっきりした意志として、業販に頼ったやっつけ仕事の磨きではなく

真にお客様にご満足頂くための究極の磨きを目指したいという熱い信念には心打たれ、できるだけのノウハウをお伝えさせていただき、新規開業のためのお手伝いをさせていただこうと思います。

 

2日目から5日間磨きの実施講習となります。

 

講習初日は今まで経験がおありの方には失礼ですが、お客様のお車がご入庫いただいたと仮定して洗車からはじめていただきました。

此処で驚いたのはお勤めしていたコーティング屋さんは某県では老舗の部類に入るかなりキャリアのあるお店にもかかわらず、洗車の方法に関してはかなりずさんな方法で行なっていたようです。

この洗車方法では、ご入庫時の状態より傷を入れてしまう可能性のある方法を行なっていたようです。

 

次に拭き上げが終わりマスキングとなりますが、やはりマスキングもエンドユーザーの方のマスキングの仕方としてはかなり雑な内容でした。

マスキングの主目的は磨いてはいけないところやコンパウンドで汚してはいけないところの保護ですが、エンドのお客様をメインとして考える場合見た目のきれいさも非常に重要となります。

それ以外にもマスキング自体は安いものではありますが、ただではないので少しでも無駄な重ねを止めるなどコスト管理も重要なこととなります。

 

マスキングも終了しいよいよ磨きのコースの実践となります!

今回の講習コースは04コースなので、#1000のペーパーがけから入ります。

生まれて初めて体験されるペーパー掛けにおっかなびっくりで大変緊張されているご様子でしたが、すぐにコツをつかまれスムーズに作業は進行して行き#2000・#3000とペーパー掛けは終了しました。

初めて施工される割には非常にきれいにペーパーがあたったように見えますが、問題はこの後のウール掛けでその合否がはっきりします。

ご本人の感想としてはいがいと簡単だったそうです。

此処で1日目の作業は終了です。

 

2日目はウールバフによるペーパー目消しのポリッシャー研磨ですが、この研磨はシングルポリッシャーを使用して作業しますが、今までほとんどシングルポリッシャーの経験がないためかなりの苦労が予想されます。

今回使用するシングルポリッシャーは、車磨き研究所オリジナルのハイパワーポリッシャーですので機械に振り回されずに磨くことができないと下手をすると関節を痛めてしまうこともありえます。

それでもやはり経験者だけあり飲み込みはとても早く、何とか機械に振り回されそうになりながらも磨きは進行して行きます。

磨き始めて気づいたことは、うまくできたと思っていたペーパーがけもだいぶペーパーのかかりの深さにむらがあることに気づかれました。

簡単だったと思ったペーパーがけもやはりそうは簡単にできることではないことがお判りになられたようです。

苦労をしながらペーパー目を消していきますが、傷を入れないように苦労しながら磨き上げていくと、さっきまで真っ白だった塗装面がきれいなソリッドレッドに変わっていく様には大変驚かれながらも、今まで経験したこともない艶がウールバフだけでも作られていく様に興奮気味です。

基本的にはご自身が完成と思われるレベルまで仕上がった段階で作業終了です。

明日のスポンジバフでの磨きでウールバフでの研磨の完了の自身の判断が正しかったかが判ることになります。

 

3日目の作業はウールバフの傷を消すことと既存の傷を消しきることとなります。

昨日の初めて使うシングルポリッシャーの疲れがかなり残られているようです。

暴れようとするポリッシャーを力でねじ伏せるような磨き方でしたので、確かに体は悲鳴を上げるのはもっともです。

その疲れた体に鞭打ってシングルポリッシャーによるスポンジバフでの磨き1回目の作業開始です。

磨き始めてみるととたんに自身の完了の判断の甘さが露呈してきます!

ウールバフの傷を追っていくと取りきったはずのペーパー目が出現してきます?

なぜ?

実はコンパウンドの油分でペーパー目が隠れていたことに気づかなかったのです。

此処ではじめて気が付かれたのは、今までご自身が磨いていたと思っていた磨きが、実は傷を隠していただけだったことに気づかれました。

昨日よりもさらに慎重に傷を追いかけながら塗装面を凝視して磨き上げて行きます。

この工程もご自身の作業完了と思われるレベルまで磨き上げて終了です。

作業が進むにつれて信じられない艶のレベルと、

今まではあきらめていた深さの傷が見る見る無くなっていく様に大感激のご様子です。

さらに樹脂であるバンパーの傷さえもボデイ面と同じように傷が無くなっていく様には本当に驚かれながら作業されていました。

 

4日目本来であれば磨きの工程は此処で終了です。

スポンジバフによりシングルポリッシャー1回・仕上げにさらにシングルポリッシャーもしくは特殊なダブルアクションポリッシャーで磨き上げ磨き完了となります。

前日のように磨き始めて見ると、前日のスポンジバフで磨ききっていなければいけないウールバフに因る傷と、既存傷がまたしても現れてきてしまいました。

やはり昨日と同じ原因で、コンパウンドの油分により傷は隠されていました。

なぜ同じ失敗を繰り返したのでしょうか?

原因は視覚に頼りすぎることにより、傷が見えなくなったこと=傷が無くなったことと今までの磨きの基準で判断していたことです。

そろそろ本当に傷を無くすように磨き上げることの難しさがお判りになられてきたようです。

磨きの進行スピードは非常にスローになりいやがうえにも慎重な磨きになっていきます。

本来であれば前日のスポンジバフで付いたスクラッチのような浅いポリッシャー傷を抑えていくだけの工程なので磨きの速度は昨日よりも早く進んでいかなくてはなりません。

結局一回目の磨き終了が夕方まで押してしまったので2回目の磨きは本来の予定であるシングルポリッシャーもしくはダブルアクションポリッシャーでの仕上げでは時間が間に合わなくなるために、仕上がりレベルは下がりますが作業時間の短いギヤアクションポリッシャーでの作業と切り替えとりあえず多少の手付けとなったところで作業終了です。

この段階で傷といえる種類のものは全て処理が終わっていなければなりません。

結果は明日の磨きではっきりします!

 

いよいよ最終日の仕上げから脱脂までの工程となります。

ギヤアクションポリッシャーを使用しての最終仕上げの磨きを行なっていくと、ちょっと塗装面の見る角度を変えて確認していくと、よく見て磨いてきたつもりでも意外と傷は残っています。

やはりこれも視覚だけに頼った磨き方から来る限界ということです。

後は今までの磨きが本当に傷を取る磨き出なく、コンパウンドの油脂で傷を埋めている磨きだったため、ポリッシャーの使い方の根本的な間違いがあり、きちんとバフが塗装面を研磨していなかった癖が残っているためです。

この癖を直すためには日々練習で、体にとことんまで叩き込むしかありません!

この段階での磨きでは残ってしまっている傷は取ることはできませんから、後戻りしながら最後まで仕上げていきます。

何とか磨き工程が終了し、いよいよ脱脂工程となります。

今までお勤めしていたコーティング屋さんでの脱脂の方法は、アルコールを使用したクロスに因る拭き上げだけだったそうです。

残念ながらこの方法では部分的な脱脂は可能ですが、

ボディ全体を脱脂することは100パーセント不可能です。

つまり脱脂されていないことになります。

脱脂されていないということは塗装面に油分が残っていることになりますから、そこにガラスコーティングを施工しても密着できなかったり曇りを引き起こしたりする原因にもなってきますが、油分が残っているということは傷も隠していることになりますから、時間と共に残った油分が劣化することで隠していたはずの傷が出てきてしまうことになります。

この様にならないための脱脂は、

水を使用して洗車しながら水性脱脂剤できちんと油分を洗い流さなければいけません。

今まで経験されていた脱脂方法とはまったく脱脂のレベルの違う方法ですので脱脂後の傷の状態が不安な様でしたが、

「此処まで慎重に磨いたのだからそうはいっても大丈夫だろう!」

という気持ちもあられたと思いますが、

結果は傷が予想以上に残っている状態を露呈してしまいました。

繰り返しにはなりますが、やはり磨き方が傷を取りきる磨き方ではなく、視覚に頼った磨きなので傷を隠している油脂の下の状態が把握できていないことからこの様な状態となってしまったのです。

残ってしまっている傷を磨きなおしながら、つど脱脂を行い磨きができているかどうかを確認しながら磨きなおしていきます。

かなり予定時間をオーバーはしてしまいましたが完成しました。

 

今回の04磨きコースは標準施工期間としては最短で5日間が目安となりますが、現在の受講者の方のペースでは15日かかってしまう計算となります。

これでは月二台のペースでしか受注できないので、新規開業では借り入れや家賃などを支払うには明らかに売り上げが足りません。

ご本人の希望としては7月開業を目指しているとのことでしたが、現実的にはあまりにも無謀な試みになる確立が高いため、少なくとも後10台以上の練習を重ね1週間以内の完了ができるまで開業は延期したほうが無難という結論となりました。

 

出張磨きやディーラー新車の業販専門であれば今の技術や設備でも開業は可能かもしれませんが、目指されている営業スタイルがエンドユーザーメインでしかも高価格帯のハイクオリティーなところですから、現在の技術・知識・設備・経験・資金力共に不足してしまっております。

少なくともこの条件の一つは満たされないと無謀な冒険になってしまう可能性が高くなります。

 

正直講習初日の座学や実施講習初日は“これでは開業は無理”と感じましたが、日を重ねるにつれめきめきとコツを飲み込み非常に上達のスピードは速かったです。

これはご本人のやる気の賜物であるのは当然ですが、磨きに対してのセンスがもともとお在りだったからこそと思われます。

 

どちらにしても新規開業は決められたことですので、あせらず着実な方法で開業を目指していただきたいと思います。

 

車磨き研究所の代理店ではありませんが同じ技術を基本として施工されるのでがんばっていただきたいと思います!

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