2011年10月24日公開|アルファロメオ
アルファロメオの中では一番の稼ぎ頭です!
しかしこのグレード名クアドリフォリオ ヴェルデはかなり覚えにくいですし発音も難しいです。
緑の四葉のクローバーを意味する『Quadrifoglio Verde(クアドリフォリオ ヴェルデ)』は、1900年代初頭からイタリア・シチリア島で行われていた公道自動車レース“タルガ・フローリオ”で、1923年にアルファロメオの“RL タルガ フローリオ”で優勝したウーゴ・シボッチが幸運を呼ぶシンボルとして付けていたマーク。それ以降、アルファロメオのレースモデルのシンボルマークとして、また市販車の高性能モデルの名称として採用されてきた伝統の名前だそうです。
全体の形はホットハッチですので大分ボリューム感がありますが、フロント周りのデザインの全体の雰囲気はかなり昔のアルファロメオのスポーツカーやレーシングカーのイメージを色濃く再現しているように感じます。
最近フィアットやアメ車などでもその様な傾向が見られ、新たなデザインの行き詰りからの苦肉の策のような感じも受けます。
しかし個人的にはこのような回顧主義的デザインは好きですのでうれしい限りです。
逆にフェラーリ・ランボルギーニ・ロータス等はあまりに未来的デザインになり拒否反応が出てしまいます。
BMWなどもコンセプトかーなどを見ていると宇宙船かと?
思ってしまうような奇抜なデザインが見受けられますが、どうも好きにはなれません。
それよりもあの悪評高い“豚鼻”を何とかして欲しいのですが・・・
昔のBMWの鼻は決してかっこ悪くなかったのですが・・・
2002や300CSの頃の"キドニーグリル"はかっこよかったのに!
どうもBMWに関してはバブル時代の“六本木カローラ”のイメージから始まって、
「どうだ俺は金持ってるぞ!」
的ややからが目に付く(特にアルピナなど)為に評価がきつくなってしまいます。
昨日もいらしたお客様との会話でその様なことが話題となり、
「高級車に乗っているのならなおさら、自分の車の自慢はするべきではなく、さっと自然に乗ってこそかっこいいのに自慢したがる人が多いですねー」
「それと高性能なことが自分の技術かのごとく自慢する人もBMWオーナーには多いですね、これは逆に“BMWのテクノロジはすごいね”といったほうがかっこいいのに!」
まさに的を得たお言葉と思い聞いていました。
車自体は非常にいい車なのですがねー
余談でした。
1.4Lのターボエンジですが、レギュラーモデルに比べ35psもパワーアップしています。
コンピューターの変更と排気系の改善によりこれだけのパワーを稼ぎ出しているそうです。
しかし多くのメーカーが過給機によるダウンサイジングの道を歩み始めていることは、時代の流れECOに対しての方法なのでしょうが、NA派にとっては悲しい限りです。
メーターのデザインはさすが老舗スポーツカーメーカのアルファロメオです!
スピードメーターとタコメーターの0直立タイプなのはレーシングカーのようです。
基本に忠実なレイアウトをするだけで、こんなにもかっこよくなるのはさすがです。
国産車も奇をてらうのではなく、このような基本コンセプトを大事にしたデザインをして欲しいものです。
アルファロメオの中では庶民派の車格ですが、シフト・サイドブレーキともにブーツは革が使用されステッチもきっちり使われています。
さすがイタリアーン!
シフトノブ上のアルファロメオのマークも様になっています。
エンブレムだけで比較してみても国産車では遠く及びません!
エクセペルのカーボンフィルムそっくりのカーボン調の内張りが使用されています。
当然本物ではありませんが、その質感は非常に高い仕上がりです。
こちらのお車のご入庫中には、弊社の常連外車マニアの方が何人かいらっしゃり皆さん口をそろえて、
「この内装の仕上がりなら、それだけで買ってもいいと思えるくらいいいねー」
と何時もは辛口な批評が多い方達ですがべた褒めでした。
確かにすごくいいです!
ペダルも当然アルミ製です!
しかもすべてのペダルにロゴがきちんと掘り込まれています。
さすがイタリア~ン!
フラウの高級革を使用した贅沢なシートで仕上げられています。
ポルトローナ・フラウ社といえばイタリアの高級家具メーカーとしてセレブであれば知らない人はいないという世界的に有名な会社です。
現在ではフェラーリ全車・ランチャ全車でフラウの革シートが採用されており、航空会社のファーストクラスのシートとしても多く使用されています。
過去にはニッサンレパードでも採用されたことがありますが、コストダウンにしか目が行っていない現在のニッサンでは2度と採用するほどこだわりを持った車作りは行なわないでしょう。
わずか328万円の車とは思えない豪華な内装です!
更に泣かせる心遣いは、シートショルダー部分にはエンブレムの刻印が押されています。
これもイタ車だからこそ、この紋章だからこそ栄える仕込みです!
ここにトヨタのマークがあっても笑えるだけですから・・・
このような部分の積み重ねが真の高級車でありスポーツカーの証となっていきます。
だからいかにGT-Rがニュルで驚異的タイムをたたき出し続けてもヨーロッパでは“ただ早い車”としか評価されず、スーパーカーのカテゴリーに受け入れてもらえないのは当然のことです。
このクローバーのエンブレムが、クアドリフォリオ ヴェルデの証となります。
第二世代くらいまでのアルファロメオは猫も杓子もこのエンブレムをつけていたものですが、スポーツカーからラグジュアリーにメーカースタンスが変るに従いあまり見かけなくなってきましたが、Alfa Romeo ミト クアドリフォリオ ヴェルデを機に又元気のいいアルファロメオに戻ってくれる事を期待します。
其の一つの証として、いままであまりブレーキには定評がなかったアルファロメオですが、かなり高性能ぽいブレンボが装着されています。
但しレッドキャリパーはちょっと時代遅れだとは思いますが・・・
前のコメントではかなりアルファロメオを褒めちぎってきましたが、
ボデイの状態は相変わらず最悪です!
ボデイ全体傷だらけです。
アルファロメオディーラーには友人も多いのですが、
彼らいわく、
「傷だらけなのは当たり前、バンパーやフェーエルリッドの色がボディと違うことすらざらなメーカーだからねー」
とあまりのずさんさに長年接しているうちに感覚が麻痺してしまっているようです。
同じフィアットグループでもフェラーリやマセラティの車両出荷管理レベルは、一昔前とは比べ物にならないくらいレバルが高くなりドイツ車を超えるくらいにまでなってきていますが、アルファロメオにいたってはまだ其処までの認識にメーカー・インポーター・ディーラーともにいたっていないようです。
せっかくここまでいい車を作っても、最終的にお客様の手にわたるときの見た目の程度が悪ければ又昔のように、
「ボロイ、作りが雑、すぐ壊れる、遅いから雰囲気はいいけれど買う気にはなれないね!」
という評価が付いて回り、結局は一部のエンスーな人しか買わない車になってしまいます。
アルファロメオ関係者の方々、まずはせめて国産車程度の納車クオリティーは確保してくださいよ!
磨き前膜厚は125μとこのクラスとしては比較的厚いほうです。
塗料もPPGの塗料が使用され、昔のアルファロメオの塗装と比べると格段に其の程度は向上しています。
欧州車のいまの塗装の傾向としてより硬い塗装で傷から守るという方向は同じようです。
せっかくここまで全体の作りがよくなっているのですから、あとは売る側の姿勢次第で更にいい車になると思います。
国産車と違いアルファロメオも硬い塗装となっている為に、見た目に傷の多さの割には傷自体のダメージ・深さはないために、比較的簡単に傷を磨き取ることはできました。
とは言っても磨き後膜厚は122μでしたから、研磨膜厚は3μ必要としました。
これが1~2μ程度の研磨で仕上がるドイツ車レベルの納車体制を作れるようになれば、お客様のアルファロメオに対しての信用も上がると思います。
Alfa Romeo ミト クアドリフォリオ ヴェルデ コーティング終了
アニバーサリーレッドといういままでのアルファロメオの赤とはちょっと違った、比較的メタリックを強めにして色目もエンジ系に振った塗装ですが、
高級感がある非常にきれいな塗装です。
仕上がりまじかにいらした常連のお客様も、
お車をご覧になり、
「めちゃくちゃきれいな色だねー」
「この艶の出方もすごく塗装とスタイルにマッチしている!」
と大絶賛でした。
かわいい外観とは相まって、走りはアグレッシブで、内装は豪華かつスポーティーなAlfa Romeo ミト クアドリフォリオ ヴェルデ コーティング終了することにより、
素敵な艶を身にまとい最高のお車へと更に進化しました。
素敵なイタ車ライフをお楽しみください!
車両 クラス:クラスM
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ガラスホイールコーティング
施工料金:93.450円税込み(新車割引磨き-10%・輸入車割り増し磨き+10%・濃色車割り増し磨き+10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー