2013年05月03日公開|シトロエン
此方のお客様も、常連中の常連、
6台目の施工で細かいものまで含めれば9回目のご依頼となります。
プレミア会員様の中のさながら王様みたいな方ですね!
今回は2月にご購入にも拘らず、3か月もお待ちいただきすみませんでした。
今回このお車のご購入の目的、ものすごく贅沢です!
此のお車の前に、レンジスポーツをご購入されているのですが、その目的はスキーの足と犬を3匹乗せるため。
しかしいざ使用してみるとレンジではラゲッジ狭すぎて犬3匹乗せれない・・・
そのためシトロエンC4ピカソのご購入となったのです!
車体価格350万円の贅沢なお犬様の移動リビングです。
此のお車7人乗りの3列シートとなっておりますが、ご覧の通りサードシートはだいぶ簡易的にできておりしたがってコンパクトな作りです。
ちょっとフル乗車で長距離は厳しいかも知れません。
しかし購入目的は人を乗せることではありませんから、ここが逆に魅力となります。
国産車の場合サードシートの収納方法は、ほとんどの場合前に倒しこむか、両サイドにたたむ方式だと思いますが、これではどうしてもラゲッジが狭くなってしまいます。
しかしこのお車は、フロア下に折りたたまれるため、ラゲッジの容積はシートの収納により減ることがありません。
ベンツのツーリングワゴンでもサードシートは床下に収納されますが、欧州車はこのようなラゲッジスペースに対してのこだわりは素晴らしいものがあります。
このように完全なフルフラットのフロアーが出現します!
これなら大型ゲージでも楽に複数乗せることが出来ます。
ただし、サードシートの乗り込みはリアドアからですので、ツーリングワゴンの様なドックネットはつけられないようです。
一長一短はあるようです・・・
実はすでにこの型のピカソは生産が終了していて、新型に切り替わっていますが、まだ日本では販売は始まっておりません。
此のお車は先代ピカソの最終型となります。
最終型ではシートが大幅に改善され、非常に質感が高まっています!
このようなミニバン形状でありながら、シートのサポート形状はかなりスポーティーで、
アルカンターラもふんだんにおごられています。
ファブリック・合皮・アルカンターラのコンビシートですが非常に質感も良くすわり心地も最高です!
此のお車いたるところに収納スペースが工夫され作られています。
セカンドシートフロアには、そこそこの容量の収納スペースがあり、ブーツでない限り靴くらいは簡単に収納可能です。
ダッシュボードにも、そこそこの大きさの収納スペースが3か所もあり、かなりのものが収まります。
やはり欧州ミニバンは、大陸移動を想定しているでしょうから、
実に効率的かつ機能的な収納スペースを作り出しています。
此のお車ご入庫中に、オーナー様ともツーリング仲間であるお客様が来店されこのお車ご覧になり、
「国産のミニバンやSUVなんかより全然良いじゃん!」
「この価格なら、アルファードなんか買うよりよほどピカソのほうが高級感あるし、作りも良く、がぜんおしゃれだわ!」
とのことでしたが、同感です。
ミニバン・SUV嫌いの私でも、このピカソは欲しいと思えますからねー
このピカソの最大の魅力の一つ、広大なウインドウです。
ちょっと車体強度的には心配になりますが、オープンカー並みの前方・上方視界が楽しめます。
これだけの解放感はピカソしかないでしょうねー
リアドアサイドガラスから後方のウインドウは全てグリーンガラスが使われており、ネット式のシェードが装備されていますが、シェードを上げてしまえばほとんど車内は見なくなります。
シェードを使用しなければ、グリーンガラスだけなら車内からの視界はほとんど邪魔されることはありませんし、シェードを使用すればかなりのプライバシー保護がされます。
国産車の多くのように真っ黒なスモークガラスと違い見た目もおしゃれです!
日本人はリア周りのウインドウを何かにつけ真っ黒にしたがり、黒いフイルムまで貼りますが、個人的な趣味からすると“ダサい”・・・
この程度にとどめるのがお洒落ですね!
ミニバンですが、ステアリングにパドルシフトがついています。
が・・・
私は何時もこのようなパドルシフトに対して批判的ですが、此のお車はOKです!
何故?
ATではなくセミオートマだから意味がある装備なのです。
ただし、シトロエンのステアリング周りの特徴、スイッチてんこ盛り・・・
これは嫌いですね。
慣れればさほど邪魔ではないのかもしれませんが、なによりも見た目がうっとうしい・・・
今回スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングのフロント基本セット+パノラマルーフをライトポリッシュでの施工もご依頼いただきました。
が・・・
お持込いただいた際、3か月車庫でお寝んねしていたため、フロントガラスは埃だらけ。
いざ施工をしようと拭き上げをしてみると、1本深い傷発見・・・
触ってみるとしっかり爪が引っ掛かります。
これはとてもライトポリッシュでは磨きとれないため、この傷の部分のみヘビーポリッシュで施工!
“ガラスの部分傷取り磨き”です。
ハイ、完全に傷なくなりました!
傷の位置・方向からしてワイパー可動とは関係なし。
御客様はおそらく納車段階からあったのでは?
とのこと。
9か月の長期在庫車だそうです。
ということは、ボデイも何かあるかも?
と思いきや、トップ部分は非常に程度良好!
全く傷無いわけではありませんが、写真で確認できるレベルではありません。
しかし膜厚は薄い・・・
同じC4でも、ハッチバックモデルは過去の施工例だと130μを超えるのに?
ボデイが大きい分軽量化のためか、コストダウンのためなのか、塗装は薄く作られているようです。
やはり・・・
9か月の長期在庫車出荷時に磨かれている・・・
恐らくリブ部分ですので、水垢や水染みが結構あったのでしょう、ゴシゴシ跡傷入っています。
この手の傷結構深い!
DIYでもご注意を!
磨く際(洗車も含め)ゴミを咬み込みやすいので、平面以上に気を付け軽く軽くお願いします。
前から後ろまで左右とも、ほぼ全部のパネルリブに傷が入っていたため、結構苦労しました。
凹部分は、バフがまともに当たらないため時間をかけてコツコツと!
無理をすると上側の塗装ペロ・・・
なってからでは遅いので。
なぜか、左側フロント部分(バンパー・フェインダー)には傷が集中してあります。
磨き落し?
磨けなかった?
この部分FRPなので傷も深く、かつ素材もかなり薄い・・・
これ磨きとるのかなりしんどい。
傷のひどかったフロント左部分なんとかきれいになりました。
とはいってもやはりFRPは磨くの大変です!
膜厚も判らないですから、無理は禁物ですし、熱が入り過ぎないようゆっくり磨かなくてはなりません。
ですので、このような深い打撃傷の様なものは、鉄板でしたら磨きとれないまでも、熱と研磨力で傷断面を成型することでほとんど判らなくすることも可能ですが、FRPやPP素材はこれが限界・・・
これ以上無理して塗装ペロは嫌ですからねー
鉄板パネル部分はさほど傷はありませんでしたので、磨き終了後膜厚は95.8μ。
結果研磨膜厚は2.6μでした。
CITROËN シトロエン C4ピカソ エクスクルーシブ コーティング終了
ご入庫時9か月の長期在庫車としてはかなり程度も良く、艶もありましたが、それ以上の意匠性を作り出すことが出来ました。
施行中、連休中ということも有り、多くのご来店のお客様もこのお車の施工段階をご覧いただく機会がありましたが、皆さん口をそろえて、
「新車だからきれいなのは当たり前かもしれないけど、
仕上げ途中の段階的磨き工程の違いはっきり分かるものですねー」
と、磨きの重要性再認識していただけたようです!
“コーティングより磨きが大事”
此方の御客様もあまりコーティングにはこだわり無し。
ただし、高額車輛はそれなりに高価なコーティングは選択しますが、このような足車的使用のお車は、異常に入れ替えサイクルが早い場合がありますので、ある程度の機能や耐久性があれば、あとは磨きの意匠性さえ損なわなければOKですので、あまり高価なコーティングは必要なし。
もっとも車庫保管、乗られる頻度も月1回程度ですから!
ということで、施工させていただいたコーティングは、マーベラスフィニッシュ・スノーガードです。
このコーティング、すでに数台施工経験がおありで、
なかなか気に入っていられるようです!
今回施工写真撮り忘れましたが、エクセペル・ペイントプロテクションフィルムもご注文いただきました。
施工部分は、ドアカップ、これはほぼ御客様の全車に施工させていただいています。
今回は初めてサイドステップにも施工いたしました。
此のお車は、お犬様用ということで、お犬様はステップ蹴って乗り込みますので、その対策です。
このたびは非常に長期間お待ちいただくこととなり、大変申し訳ございませんでした。
現在、会員様専用ご予約枠を設けましたので、今後今回ほどの待機期間は出ない様になりましたので、ご安心ください。
いつもいつもご利用いただきありがとうございました。
PS:ランチャエボ速くなりびっくりです。
レンジ仕上がったら交換期待してますよー
車輛クラス:クラスLL
施行コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング
磨きコース=02スタンダード磨きコース(軽度の標準的磨き)
オプション施行1=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・一部ヘビーポリッシュ)
オプション施行2=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所・サイドステップ×4か所)
施工料金:175.040円税込(リピーター割引-20%・代車使用無し割引-10%・新車割引磨き-10%・輸入車割増磨き+10%・ソリッド塗装割増磨き+10%
適応)
メーカー別
月別バックナンバー