2015年12月10日公開|シボレー
ご新規のお客様ですが、弊社初のコルベットです!
しかもGTレースに出ているレーシングカーであるC7.Rのレプリカである、
Z07パフォーマンスパッケージのしかもコンバーチブルです。
6.2Lスパージャージャーにより、
659PS88.8kg・m0-60mph2.95秒と言う、欧州トップエンドスーパーカー並みのパワーを誇ります!
但し、アメ車たる物電子制御に等頼っていては屁垂れという事なのか?
お気持ち程度のトラクションコントロールが、付いているのみです。
ですので、当然デフは機械式LSD、しかもガチガチ・・・
車庫入れしようにも、デフに押されてフロントタイヤ滑って行ってしまいます。
過積載のトラックですかー
曲がりたいときは、リヤタイヤホイルスピンさせて滑らせて曲がれという事ですか?
と言う、限りなくマッスルと言うより走る棺桶に近いお車ですが、
何とオーナー様は68歳???
「おーい乗れるのかよ?」
と思われるでしょうが、
オーナー様ランボルギーニやフェラーリも乗り継いできている猛者ですので、しかもフェラーリ12気筒は一台廃車にまでなさっていますので、
色々の意味で大丈夫でしょう!?
先日私も知り合いの所有する、
マクラーレン650Sコンバーチブルに試乗してきましたが、数値スペック的にはほぼ同等ですが、
此方はだれが運転しても恐ろしく速く且つ安全で快適!
然しこちらのコルベットは、乗りこなせる方は1/100.000人もいないでしょう・・・
私は、動かすまでもなく運転席に座っただけで、無理と感じました。
←のスポイラーと言って良いのか解りませんが、中央部分だけがスライドします!
今の状態が最大ダウンフォースの状態ですが、
136kgと言うダウンフォースを生み出すそうですが、常に同じダウンフォースという事は、
何か起きたときには終わり・・・
を、意味します。
たとえば、マクラーレン650Sなどは、ブレーキングでリアのダウンフォースを増すためにその時スポイラーが自動でせり出します!
どちらが安全かは、“火を見るより明らか”・・・
↑→のホイルは、
20inしかもリアタイヤに至っては335と言うタイヤ幅で、しかもミシュランのパイロットスポーツカップ2と言うほぼスリックに近いレーシングタイヤです!
私の通常のパイロットスポーツカップ履いていたことがありますが、
高速道路での雨天時は80km/hでもハイドロ起こしましたが、
このカップ2更に溝無いですから60km/hでもハイドロ起こすのでは?
取説に、「雨天路面がぬれているときは運転しないでください」と書かれているそうですが、
そんな車売っていいのですかねー
ブレーキキャリパーは、
ブレンボの6ポッドでしかもローター径はフェラーリよりも大径です!
このZ07パフォーマンスパッケージでは、
カーボンセラミックローターがなんと標準。
この車は、何をするための車なの?
面白いものがありました、モニターがスライドして小物入れが出てくる!
実際車は馬鹿でかいですが、収納スペースはほとんどありませんからこれだけでも助かるでしょう。
此れなら、ちょっとした貴重品入れにもなりますねー
←が通常のメーターですが、視認性はGOOD!
スピードメーター360km/hまでありますが、これ使い切れるのは富士のストレート位でしょう。
→のメーターはスクリーンメーターですが、これの出来のよさは感動もの!
国産でもありますし、社外品でもありますが、これはレベルが全く違う。
高速走行中にアイポイントを動かざづに情報を見ることができますが、
数メートル先に写し出されれているように見えるため、ほとんどピント調整の必要もないですし、表示情報や見たいメイン情報は何なのか?
の、選択も可能です!
このお車で、私が一番気に入ったのはこれです。
そして、チョー悲しいのがこの内装パネル・・・
内装全体的に、アメ車と言うより欧州的な作りに近づいていたのに、
なぜメーター周りのパネルをフェイクカーボンにするのか?
86やBRZじゃあるまいし・・・
オプション込みで、
約1.600万円の車のやることでは無いでしょう・・・
せめてアルカンターラにするとか、他に選択肢ある思うのですがねー
正直、性能云々などとは全く別に、
私はこの値段でこのパネル使っているのであれば絶対買わない・・・
と、偉そうに言っていますが、そもそも買えませんがねー
今回は、
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”の施工もいただきました!
この手のお車での施工は、
最近では、
フロント部分フル+サイド部分フルと言うのが主流ですが、今回はオーナー様の飛び石の過去の経験から、
最低限必要と思われる部分にのみ限っての施工ですが、サーキット走行もするかもしれないとか、このお車で履いているタイヤからすると、
私の経験からするとかなり不足では?
とも感じてしまうのですが、予算のこともありますので、しょうがありません・・・
まずは、カーボンのサイドスカート前部のみの貼り込みですが、
この部分は後1m位は後方まで欲しいかも?
リアホイルアーチ後部のスプラッシュの施工ですが、カットデーターと比較すると、
立て方向で30cmほど短くなっています・・・
データーですと黄色い反射板の上端分までになりますが、そこまでは必要ないかもしれません?
但し、下側の底面部は巻き込みを行い、ぎりぎりまで貼り込んでいますが、此処は飛び石量半端ないですので、
破けちゃうかも?
恐らく、空力対策のためのドアカップ形状なのでしょうが、
非常に使いずらい・・・
がために、開閉において傷を入れてしまう可能性は高いでしょう。
その為、ドアカップ内部と反対側の指を置くことになりそうな部分まで貼り込みました!
この貼り方だと、相当目立ってしまうのでは?
と思っていましたが、意外と目立ちませんでした。
此処が一番の大事。
形状が複雑なために、1枚で貼り込むことが無理なため、3枚に分けてリアホイルアーチフロントスプラッシュからサイドステップ内部まで突きつけ施行で貼り込みます。
スカッドプレートも貼ってありますが、多少のパンチングによる凹凸がありますので、ことによるとフィルムの浮が起こるかも?
サイドステップ部分は完全にガードされていますので、
オネエちゃんがハイヒールでけっても大丈夫でしょうが、スプラッシュ部分の高さはパネル接続位置までですので、一寸足りないでしょうねー
ただ、普通の車の様にクォーターが一体ではない為、
見た目を重視すると此処までにはなってしまいます・・・
其処に在るエアーダクトの黒いパーツにも貼り込みしてありますが、カットデーターですと淵止めになってしまっていますが、それでは役不足の為内側まで巻き込んで貼り込んでいます!
フロントバンパーもかなり面倒くさい・・・
上部は平面的ですので楽ですが、
グリル下の部分は角ばった形状で飛び出していますのでこれは厄介です。
カットデーターでは隙間ができてしまうため、この部分は3分割して貼り込みました!
→の矢印のエアーダクトもぐるりと一周貼り込んであります。
今回は、カーボンスポイラーは貼り込みはしていませんが、この様に低い位置であれば意外と前走車との車間を取っていればさほど飛び石は受けないかもしれません?
が、直そうと思うと恐ろしい金額が掛かるのは必至でしょう・・・
ヘッドライトカバーもボディ用フィルムを貼り込みましたが、このライト傷ついたりして替えるとなると、
恐らく片側で50万円くらいするでしょう・・・
と、考えるとフィルム代など安いものです!
このお車が私の車でしたら、
使用するフィルムは迷わずFIA用イエローフィルムを貼っちゃいます!
GTカーの様な雰囲気になりますし、
点灯時の前方車両からの視認性は抜群ですので。
決して、威圧感を言っている訳ではありませんよー
昨年の年末位から、弊社でも導入しています
“クリアプレックス・ウインドウプロテクションフィルム”ですが、既に数台の施工を頂き、今回もご依頼を頂きました!
このプロテクションフィルムは、ボディ用に較べかなり厚く硬いフィルムの為、
施工難易度は相当高くなります。
実際今回も、1回目は失敗・・・
出来る限りフィルム範囲を広く取ろうとしましたが、下部両隅の巻き込みが強くフィルムがアールに追従しきれません。
その為、妥協案としてワイパーブレード始動前位置のギリギリ下までフィルム幅を狭めることで、
何とか貼り込みに成功いたしました!
このフィルムは、一般車両など日常使用されるお車には適しません・・・
と言うのは、あくまでフィルムですのでガラスほど硬い訳ではありませんので、
ワイパー使用により徐々に傷は入ってしまいます。
また、ウインドウ内側に張るタイプの紫外線カットフィルムとは根本的に素材が違いますので、
紫外線劣化による曇りも生じます・・・
ですので、一般車や趣味車でも車庫保管でないような場合には、
1年ごとの貼り換えが必要となってしまいます・・・
その為、
こちらのお車の様な趣味車で且つ完全車庫保管の様なお車が対象となります!
但し、このフィルムはガラスの破損を防ぐ為のものですので、保険使用においての修理での保険料値上がりとの費用対効果も必要かどうかの判断には重要でしょう。
弊社のデモ車でも2台施工はしてありますが、費用対効果は別として、ツーリングや高速道路走行時に飛び石の恐怖を感じずに走れるメリットは、私にはかなり大きいです。
先日、130km/h位で小梅位の飛び石食らいましたが、
フィルムは傷つきましたがガラス自体は損傷はありませんでした!
恐らく、フィルムが無ければヒビくらいは入っていたでしょうねー
フロントバンパー前部に横方向に30cm位の傷が付いています・・・
聞くところによると、ナンバープレートの取り付け跡だとか?
何故、ボディに直接当たる様なつけ方をしているのかと言うと、日本の様なナンバーのほうが特殊なため、
日本用の、
ナンバー取り付けのためのブラケットなどの設定が無いそうです・・・
いくら数台しか日本割当枠の無い車だとしても、
メーカーとしてそのくらいの用意はするべきでしょう。
今回の磨きのコースは、
“01スーパーライト・ソフト磨きコース”です・・・
これだけの車で、なぜそのような磨きなの?
なのですが、フィルムの施工で予算を食い過ぎていることが一番の理由です。
其れと、アメ車と言えどもこのクラスとなると、
さすがに状態は極上です!
然し、上記した傷は擦り傷だけでなく、打撃圧縮傷が含まれているため、01スパーライト・ソフト磨きコースの様な超軽度の磨き程度では、
痕跡は残ってしまいました・・・
磨きの予算は決められてしまっているために、
スポット磨きを行えば除去は可能でしたが、これは妥協して頂くしかありません。
↑の写真を見ると、ポリッシャーによる傷が入っているのが判ります。
メーカーラインでの磨きか?
日本でのPDIでの磨きか?
は、判りませんが、
程度が良いのは一応磨きが行われているからでしょう!
この傷を含め、多少の線傷もありましたが、
殆どの傷は軽微な傷でしたので、
殆ど除去できているはずです!
このお車の今後で非常に危惧されるのは、塗装素材がカーボン・FRP・PPだけで金属素材の部分が皆無ですので、塗装膜厚の確かめようがありません・・・
ですので、管理状態が悪く傷だらけにされてしまっても、どれだけ磨きに堪えうるのか?
が、全く判断のしようがありません・・・
面白いのは、この業界膜厚計を持っている業者が圧倒的に少ないのに、
現況膜厚を確かめることもせずに磨けること・・・
膜厚計が無くとも膜厚が判る、超能力でもあるのか?
そも塗装を研磨するような磨きを、行っていないのか?
下地が出たら、その時はしょうがないと思っているのか?
どちらにしても、私にはこのような恐ろしいことはできませんねー
CHEVROLET シボレー コルベット ZO6コンバーチブル
Z07パフォーマンスパッケージ コーティング終了
スーパーカーと言うべきなのか?
新時代のアメリカンマッスルと言うべきなのか?
微妙な線ではありますが、色々の視点から見て今までのアメ車とはだいぶ違います!
かなりクオリティー的には欧州車に近づいています。
但し、デカさと形はやはりアメ車ですねー
今回は、前記したように御予算のほとんどはフィルムに費やされることとなったため、コーティングは、
「撥水なら何でもいいよー」
とのことでしたので、“エクセレントライト・フィニッシュ”といたしました!
恐らく、年に数回乗られるだけでしょうし、しかも雨天どころか路面が濡れていても乗られない?
乗れない?
ですし、当然車庫保管ですので、
あえて高いコーティングを施行するのもあまり意味を持ちません。
ブログを書いていて思いましたが、“ザイモールWAX”でもよかったかもしれません!
艶だけで言えば、確実にどのようなガラスコーティングよりは上ですからねー
但し、管理は格段に面倒にはなりますが・・・
今回は、
特別に販売された店舗の懇意にしている方からのたってのお願いでしたので、引き取り納車を弊社で行わさせて頂きましたが、納車は弊社の都合で予定より1日延期をさせて頂いたために、オーナー様の立ち合いは有りませんでしたが、
販売店では興味津々で社員の方々が集まって品定めです・・・
社長まで来ちゃいました。
「やっぱり磨くと一段と変わるねー」
「色が一段とあざやかになったように感じるよ!」
「これでフィルム貼ってあるの?」
「言われなければ、全然わからないねー」
等々、皆さんにはお褒め頂けましたが、あれだけ集まられて品定めをされると、職種は違えども日々高級車に接している方々ですので、一寸びくびくでした・・・
が、満足いただけて、ホッといたしました!
リタイア後のおもちゃとしてはかなりと言うか、有りえないほどのパフォーマンスカーですが、うれしさのあまりあまりの無茶はセーブしてください。
どうしても乗ることが怖いようでしたら、先日私が試乗してきました、マクラーレン650Sに替えましょう。
先方には、試乗のOK取ってありますので。
時期が時期ですので、天候等を考慮されて初乗りをなさるのでしょうが、路面温度も低いですので、十分にタイヤに熱は入れられてから爆走してください。
知り合いで、冬交差点で普通に左折していてスピン廃車された方もいらっしゃいますので。
この度は、大変たくさんの施工の御依頼を頂きまして、ありがとうございました。
御使用中に、フィルムの問題などが発生いたしましたら、遠慮なくお持込ください。
安全運転で、お大事になさってください。
車両クラス:クラスX-1
施工コース:
コーティングコース=エクセレントライト・フィニッシュ ガラスコーティング
磨きコース=01スーパーライト・ソフト磨きコース(程度良好新車向け・極軽度の磨きによる艶出し磨き)
オプション施工1=クリアプレックス(フロントウインドウ飛び石防御フィルム)
施工料金:532.378円税込(新車割引磨き-10%・輸入車割増磨き+10%・濃色車割増磨きランク2+15%・ボディ特殊素材割増磨き+20%・特殊ボディ形状割増磨き+20% 適応・引き取り納車料含む)
メーカー別
月別バックナンバー