2017年07月02日公開|プジョー
今年だけでなんと3台目の施工ご依頼を頂きました、
愛知県の会員様です!
今回のこの車は、
旦那様が社用車としてお使いのお車だそうですが、
使い方と使用年数からすると非常に綺麗にお乗りになっています。
私の親友私用ではポルシェとレクサスに乗っていますが、
外装はともかくとしても内装は塵一つ無いほど綺麗にしていますが、
社用車となると見るも無残です・・・
タバコの灰は落とし放題、
フロアマットも泥だらけで空き缶も年中転がっていますし、
洗車等半年に一度している?
位の感じです。
この落差は何なのでしょう?
と言いつつも、
私も普段の足車のベンツは内装を綺麗にしているとは到底言えませんし、
洗車も京都に行く時以外はしませんから、
まあ似たり寄ったりですが・・・
然し、
ジャガーだけは内外装共常に完璧ですから、
これを見ても性格似ているのかもしれません?
然し、こちらのオーナー様は仕事で使用されて管理の暇も早々は無いでしょうが、
それでもこれだけ綺麗にお乗りなのは、
やはりこれも性格なのでしょうねー
この様に車により管理のしかたが極端に違う人の場合、
私や親友ですが性格的に裏表が激しいのかも知れません?
つまり、
腹黒い・・・
否定はできませんねー
乾燥した状態では水染みはほとんど気になる付着は見られませんでしたが、
霧状に水をかけてみるとこの通り細かな水染みができています・・・
これ以外にもフロントガラスには、
ワイパーによる傷が大きく3本ほど入っていましたが、
この様な傷はレギュラー施工である、
ライトポリッシュではまず除去は不可能ですが、
今回傷の除去は目的としないとの事で、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”の下処理は、
ライトポリッシュで、
フロント基本セットでの施工となりました!
こちらのオーナー様の定番施工である、
“車内光触媒コーティング”ですが、
今回はレザーシートですので“プレミアム”でのご依頼を頂きました!
弊社のお客様でも車内光触媒を施工なさるお客様はそれほど多くはありませんが、
一度施工なされたお客様のリピーター率はかなり高く、
ほぼ100%に近いです!
これはやられた方しか解らない事ですが、
明らかに車内の臭いの環境には大きな変化が見られるとの事です。
依頼なされる方は、
基本的には普段でも臭いに敏感な方でしょうから、
変化に気付かれるのでしょうが、
不潔が平気であったり臭いに鈍感な方では“捨て銭”施工かもしれませんね?
ドアカップは4箇所とも凄く傷が入っています・・・
弊社入庫車両では、
此処まで傷が多く入ってしまっているお車は珍しいです。
理由は仕事で使用なされていらっしゃいますから、ご自身以外にも多くの方を乗せられるのと、ご自身も仕事中はお忙しいでしょうから、
プライベートのお車の時に比べ無造作に扱ってしまわれるのでしょう・・・
この様な部分では、
ポリッシャーは使えませんですので、
手磨き専用の特殊なクロスとコンパウンドを駆使して手磨きいたしますが、
流石にこれだけ激しい傷は大して取れないであろう?
と、思いつつ行なってみると、
意外とほぼ完璧に傷除去されてしまいました!
流石に10年近く乗りっぱなしでしたそうですので、
鉄粉の付着量は凄い事になっています・・・
洗車も洗車機のみだそうですから、
リブが存在するような個所への鉄粉の入り込みも凄いです。
未だにトラップ粘土を使用している施工店も存在しているようですが、
それでは面部分の鉄粉は除去されてもリブに入り込んでしまった鉄粉は手付かずとなってしまいます・・・
このお車のように永い間その状態で使い続けていると、
入り込んでいる鉄粉が酸化して塗装を溶かしひいてはそこの鉄板を腐食させ始めてしまいます。
私からすると、
この様な片手落ちの鉄粉メインテナンスは“頭かくして尻隠さず”的な、
本質的問題除去の施工とは成っていないと感じます・・・
弊社が使用する鉄粉クリーナーは、
GSや修理工場などが使用しているような、
ただ酸化力が強いだけの危険性の伴うクリーナーではありません。
当然鉄粉を溶かすのですから酸化力はありますが、塗装・ゴム・プラスチック・メッキ・ステンレス・既存コーティング(シリカ系)への、
負荷ダメージは最小の安全なクリーナーを使用しています!
水染みはトップ部分はえらいことになってしまっており、
傷すら水染みにより良く見えなくなってしまっています・・・
が、
イオンデポジットクレーターにはほとんど進行していないのは不思議?
此処まで水染みが強固に折り重なって堆積してしまっていると、
磨きは02磨きコースではあまり意味を成しません・・・
と言うのは、02磨きコースではファーストポリッシュで粗いスポンジバフからスタートしますが、
バフの特性上水染みの除去はあまり効果が期待できません。
その為今回は、
“03スタンダード磨きコース”といたしました!
03磨きコースでは、ファーストポリッシュで使用するバフは特種ウールバフでのスタートとなりますが、
このウールバフが水染みを綺麗に削ぎ落として行きます!
今回の場合は、ファーストポリッシュの目的は傷の除去ではなく、
水染みの完全除去を目的として磨きこんでいきます。
傷の除去は次のセカンドポリッシュの03磨きコース専用スポンジバフが担当して行きます。
この様に磨きのコースとオリジナルの塗料や色により、
使用するポリッシャー・バフ・コンパウンドは基本的にはマニュアル化されていますが、
其れをどう個々のお車に対応させていくかは、
その都度アレンジして対処して行きます!
マニュアル化まではある程度の知識と施工経験があれば可能(其れすらできていない施行店がほとんどですが・・・)ですが、
個々の車両状態に応じて個別アレンジをしていくとなると、
これは相当のスキルを必要とします。
現在のように、
キーパーのようなほとんど素人レベルの施行店が乱立している中で、
磨きに必要なスキルを確立しているポリッシャーマンは0.1%もいないでしょう・・・
たまに知らない施行店から問い合わせがあり、
「困っているので教えて欲しい!」
と、TEL頂きますが、話をお聞きしてみると、
弊社の常連様方よりも言っている事がチンプンカンプン完全に素人レベルです・・・
業界専門用語すら知らないレベルです。
この様な施行店が、表面的な誇大広告HP等で集客し、出鱈目な接客説明でお客様を説得し、
意味の無いような出鱈目な施工をしてお金だけは頂くのですから、
「コーティングなんて詐欺みたいなもの・・・」
と言うような、
コーティング施工に関しての悪いイメージを作り出していってしまうのでしょう・・・
ルーフは、
見た感じかなりのイオンデポジットに覆われていますし、
既にクレーター化しているように見えますので、
いかに03スタンダード磨きコースと言えども、
クレーターはそれなりに残ってしまうでしょう・・・
同じトップ部分でもボンネットとルーフではイオンデポジットの大きさやダメージレベルはどのお車でも違いがありますが、これはパネルの傾斜角度の違いにより形成されるイオンデポジットに違いができます。
ルーフのほうが傾斜角度は緩い為、
洗車後や降雨時の水残りが多くなり水玉も大きなもので残ります。
特にルーフ中央は一番平面的ですので、
形成されるイオンデポジットもダメージレベルの深いものができやすくなります・・・
但しこのお車5年間は露天駐車で、
洗車も月1回程度しか行なわずその際の拭き上げもされないそうですが、
それでこのレベルに収まっているのは、
周辺の水道水のPH及び降雨のPHが中性に近かったり等の環境条件がいいのかもしれません?
実際長野県下でも、特定地域のお車はお客様の管理条件・方法に関係なく、
明らかに他地域と比較してダメージが激しいエリアが存在しますから・・・
見た目的には、
かなり深刻なイオンデポジットクレーターになっていると思われましたが、
実際には多少のクレーターになっている部分もありましたが、そのほとんどはイオンデポジットレベルで収まっており、03スタンダード磨きコースにて、
ほとんどが処理出来てしまいました!
これはラッキーな誤算?
然し、やはり解せないのは、こちらのお客様の地域から、私の名古屋の自宅で使用している妻の車の状態を比べると、距離的には50km程度の差ですし、管理条件はほぼ同じであるにも拘らず、
妻の車の状態は非常に劣悪です・・・
こちらのオーナー様の地域のほうが外海にもろに隣接していますから、
環境的には厳しいはずなのですが、
南から吹き込む海風は不純物少ないのでしょうかねー
側面にも水染みができてしまっていますが、
やはりトップよりは大分軽症ですが、
上から下まで満遍なく付着してしまっています・・・
傷の量も凄い量ですねー
このお車今迄コーティング未施行ですので、
それで洗車機に月1回入れれば、その間に付着している汚れをブラシや布が引き摺りながら洗われますから、
この様に傷が入ってしまうでしょう・・・
なにも加工されていない塗装面は柔らかいですから、
コーティング施行車両に比べ明らかに洗車傷は入り易いです。
とはいっても、簡易的なガラス繊維素やポリマー系のコーティングでは、
ほとんど防御効果は生みません・・・
このようなものを施工するくらいなら、
スイスWAXやザイモールWAXのほうが耐擦り傷効果は高いでしょう!
流石03スタンダード磨きコースです、
あれほどあった傷もイオンデポジットもほとんど処理出来てしまいました!
我ながら良い出来です。
これだからダメージの深い使用過程車は施工していて、
楽しいと言うかやりがいを持って施工できます!
それに比べ、程度良好新車では、
この様な劇的変化は楽しめませんから、
体力的には楽はできますが、
精神的満足感は味わえません・・・
とは言え、これがLLやXのような巨大な1BOXやSUVですと、
面積が大きいことよりも脚立の乗り降りが頻繁になることから、
膝関節に負担が増して体には非常にきついです・・・
そろそろグルコサミンでも飲んだほうが良いのでしょうかねー
老いには勝てません・・・
約10μの研磨を03磨きコースですので行ないましたので、
その範囲内に受けていたダメージは除去されています!
本当は此処までの、
ダメージを受けてしまわれる前に施工しておくのがいいですし、
欲を言えば新車時に施工しておけば、
此処までのリセットを今回する必要も生じなかったとも言えます・・・
流石に既に十年乗られていますから、これから更に10年乗られることは無いでしょうが、
今回の施工により磨き上げられ意匠性回復を果たした塗装面は、
今度はコーティングによってガードされますから、
数年後に再施行を望まれる事態が起きたとしても、
今度は深いダメージには至っていないでしょうから、
01or02磨きコースでのリセットで済みますので、
あと2回は膜厚を心配しないでも施工可能です!
POUGEOT プジョー 308HB HDiコーティング終了
又急に忙しくなってしまった為、
予定終了期間より大分押し出しての完成となりましたが、
事前にこの様な事が懸念されていた為、
オーナー様にはお引取り日程を事前に余裕を持って頂いていた為に助かりました!
弊社の常連様方は、
弊社が一人施工であることを御理解戴いて、こちらのオーナー様のように遠方の方にも拘らず、
融通をしてくださりますので、
他店の話を聞くと夜なべしてでも日程を追わなければならないとの事を良く聞きますが、
詰め込み施工にならずにすんでいることは感謝するばかりです。
お引取り見えられて、お車を御覧になってのご感想は、
「とても10年前の車とは思えないほど、綺麗になったね!」
「新車みたいです!」
と、
お喜びいただきました!
その後、弊社の京都出店に関わるお話や磨きの技術等々、
世間話等で2時間ほども歓談させて頂きました!
オーナー様のお仕事も、一寸特種なジャンルではありますが車にまつわる職種ですので、
興味がお有りなのかも知れません?
まさか、
愛知県出店を計画しているとか・・・
今回のコーティングは、
初めて“マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボディコーティング”をご依頼頂きましたが、
今迄施工いただいているお車総てに車内光触媒コーティングを施工いただいておりますので、
光触媒の効果を体感されてのことなのでしょう!
お持込時同行されていたいた奥様からも、
「本当に光触媒好きねー」
と言われていらっしゃいましたが、
実際材料自体眉唾物の光触媒も多く有りますし、
施工業者も商品知識も乏しく施工方法も出鱈目なところが多いのもこの光触媒業界の実態ではあります・・・
然し弊社の使用する光触媒は、
佐賀県窯業研究所系の光触媒ですので、
この業界での実績はNO1のメーカーへの特注品でありますし、
弊社建築部門では既に15年の建築物光触媒の大手ハウスメーカとのコラボレーションによる施工実績もありますので、
経験・知識とも十分です!
当然、
車に関しての光触媒の実績も10年を越え、
こちらのオーナー様のようにリピートしてくださるお客様も数多くいらっしゃいますので、
製品性能及び施工技術にも問題ない証でしょう。
光触媒は分子結合ではなく分子間結合引力によって膜化していますので、
正直摩擦にはあまり強くはありません・・・
とは言え、
洗車機洗車であっても3年程度はもちます!
光触媒コーティングの利点は、
消耗して光触媒効果がなくなってしまった場合、
脱脂のみの下処理で光触媒のみ再コーティングすることが可能ですので、
低コストのランニングコストで長期に渡る機能保持が可能です。
私が知りえる範囲では、セルフクリーニング機能を有するコーティングは、
光触媒だけでしょう!
今年だけでも既に3台ものご依頼を頂きまして、ありがとうございます。
感謝に耐えません。
春よりトラブルを引き摺っていらした、自宅のリフォームもメーカー側が不手際等を認め再工事となられたことは、本当に良かったと思います。
闇雲に怒るのではなく、理詰めでの根気良い話し合いが功を奏したのでしょう。
尤も、こうなる前の段階でメーカー側がきちんとした見積もり・提案・設計・施工を行なっていれば面倒は起こらなかったことですので、同じ建築業界に携わるものとしては恥ずかしい限りです。
実際、リフォームの場合、所詮リフォームなのだから完全なことは出来ないのが当たり前みたいな、メーカー側のおごりと言うか逃げがあるのは否定できませんが、だからと言ってきちんとした説明責任も負わない姿勢には呆れてしまいます。
今回のことは、弊社にとっても好い教訓となりましたので、今後このようなことも踏まえて車の施工にも向き合って行くつもりです。
2期工事もこれから始まり、もうすぐご自宅もリセットされますし、お車のリセットもこれで一段落つかれましたから、爽やかなご気分でお過ごしいただける事でしょう。
この度も弊社ご利用いただきまして、ありがとうございました。
会員クラス:正会員昇格
車輌クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボディコーティング
磨きコース=03スタンダード磨きコース(ダメージの多い使用過程車向け=ヘビーな傷取り磨き・鏡面仕上げ)
オプション施工1=車内光触媒コーティング(プレミアム)
オプション施工2=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ)
施工料金:206.550円税込み(準会員新規施工割引-10%・濃色車割り増しランク3磨き+10%・輸入車割増磨き+10% 適応・高速料金バック別途)
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