2018年02月03日公開|ホンダ
法人で会員様になっていただいている準会員様の専務さんの奥様のお車ですが、
此処で1年落ちのお車を購入されたとのことで、ご依頼を頂きました!
過去には社長様・専務様の乗用車も施行いただいておりますし、
お仕事仲間の方にも施行頂いております!
又社長様には、
昨年より弊社が販売を始めた“健康維持アルカリ水”の濃縮原液を販売頂く等、
車以外のことでも非常にお世話なっております。
このように、お知り合いにならせて頂きましたのは車の施行をきっかけとしておりますが、其れ以外のことで公私共にお世話にならさせていただいている方も多数いらっしゃいますけれど、色々の職業や趣味をお持ちの方がいらっしゃいますので、
私自身この仕事のおかげで色々の方と懇意にさせて頂くことで、
色々の世界を教えて頂けるのは、
ありがたいことです!
本当は、
全面施行がご希望でしたが、
ご予算がある中での施行ですので、此処は必要最小限に抑え、
フロント基本セット+フロントFIXをライトポリッシュにて、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”のご依頼を頂きました!
専務さんの乗用車では未施行ですが、
社長様の乗用車では施行させて頂いておりますので、
恐らく社長様から評価をお聞きいただき、今回いご依頼を頂いたものと推察いたします。
先日も、このコーティング剤を卸して頂いている商社の次長様がいらして、
「ものすごく沢山仕入れていただいていますが、このコーティング他の商品に比べてそんなに性能良いんですか?」
と、
自社で販売していながら良く解っていないようなことを言っていましたので、
「加水分解してしまってはいますから、新品ボトルの1/5くらいしか耐久性は出ないでしょうが、撥水力は同じですから、試しにこの余ってしまったボトルで試験塗りしてみれば!」
と、開栓後のボトルをあげましたが、恐らく試験塗りをしてみた結果、
その撥水力にビックリなさるでしょう!
色々の商社やメーカーさんが売り込みにこられますが、弊社のスプラッシュビューを超える撥水力と耐久性を兼ね備えた商品は、
未だに遭遇したことはありませんから、
次長さんもきっと私に言葉に納得されることでしょう!
今回とにかく予算が厳しく、
使用過程車で程度も左程いいとは言えないため、
本来であれば02スタンダード・ソフト磨きコースが必要ですが、
予算超過となってしまうため“01スタンダード・ソフト磨きコース”といたしましたが、
問題はこの磨きコースでは鉄粉クリーニングが含まれていません・・・
施行前の観察では鉄粉の付着は少なめとのと思われたため、
本来は使用過程車の場合必ず鉄粉クリーニングを行なってから磨きを行ないますが、
今回は鉄粉クリーニングを行なわずいきなり磨きを行なおうとしましたが、試し磨きを行なってみると、
塗装が柔らかいこともあり、
バフに鉄粉を咬みこんで傷が入っていってしまいます・・・
その為、予算セーブの為01スタンダード・ソフト磨きコースのみでの施行としておりましたが、
私の独断で“鉄粉クリーニング”を追加施行とさせていただきました!
予算超過とはなってしまいますが、
鉄粉引き摺りながら傷入れてその分又余計な研磨をするのでは本末転倒となってしまいますから、
折角の施工ですのでより良い施行をするために此処はご承諾いただきました!
いざ鉄粉クリーニングを行なってみると、
塗装への食い込みは目視でかなりあるのが見て取れますが、
実際にはクリーナーに反応するものは僅かです?
どうやら食い込みを起こしている大きなものは、
鉄粉ではなく鋳物の粒子のようです。
ですので、
クリーナーには反応が起こらない・・・
結局は鉄粉クリーニングでは取りきれない食い込み物は、
虫になって一つ一つ手作業で除去する羽目になりました・・・
相当面倒臭い作業となりました。
スクラッチ傷は全面に隈なく入ってしまっています・・・
救われるのは、
極端に深い傷は少ないことと、
塗装がかなり柔らかいので、
左程強い研磨をしなくても傷の処理が可能であることです!
但し、
驚いたのはこの時代で、
未だにソリッド塗装がクリアー無しの1コート塗装のミラノレッドであることです・・・
流石に現行モデルではソリッドは無くなり、
総てメタリックかマイカになったそうですが、
遅きに失した感はぬぐえません。
このお車では、
磨きのバフはあっという間に真っ赤になっていきます・・・
ホンダの塗装は他社に比べ柔らかい耐久性の低い塗料ですが、
せめてクリアーの無い1コートであれば、
その分塗料の耐久性を上げる必要があるのですが、
其処には配慮がされていないために、
「ホンダの赤はすぐに色焼けしてしまう・・・」
と、
言われ続けてきたのでしょう・・・
ルーフは派手に、
イオンデポジットクレーターに侵されてしまっています・・・
僅か1年経過で此処までなることは珍しいですが、
これも塗装が柔らかい為に、
この様に簡単に侵食されてしまうのでしょう。
一見するとかなり深いクレーターが中央付近には多いですので、
これは結構痕跡は残ってしまいそうです?
今回の磨き、
“01スタンダード・ソフト磨きコース”では、
それなりにクレーター痕跡は残ってしまうであろう・・・
という予測でしたが、以外やよほど深いものを除いては、
95%位は除去出来てしまいました!
塗装が柔らかい為ダメージは受けやすいですが、
逆に柔らかい為除去も簡単でした!
但し、これはどの施工店でも簡単に可能か?
と言うと、
あまりに塗装が柔らかい為、
通常のコンパウンドやバフを使用して磨こうとすると、
コンパウンドはすぐに焼きついてしまうわ、
ポリッシャー傷は入りまくるわ、
と言う負のスパイラルに殆どの施工店は陥ってしまいます・・・
この様な柔らかく塗装密度が低い塗装は、
其れにあったコンパウンドとバフが必需品となりますが、
プロ用市販品としては存在していますけれど、
価格が3Mなどと比較した場合4倍近くしますので、
施行原価を考えると一般的施工店さんではなかなか手が出ないようです。
施行価格競争でしのぎを削っていますから、
原価を下げたいのは理解できますが、
結果難易度が高い施行では上手く行かず時間ばかりが消費されたり、
仕上がり不十分で満足を頂けないという、
本末転倒に陥りやすいのが現実です・・・
傷の入り方の殆どが横方向ですので、
恐らくはこの殆どの傷は洗車機により入った傷と思われます・・・
一般的な塗装硬度であれば、
ここまでびっしり洗車機で傷が入ることは無いですが、
軟らかい塗装の為なのと、
使用していた洗車機が余り好い状態ではなかったのかも知れません?
いまGSでは急速に洗車機を入れ替えていますが、
聞くところに依ると、
ハイブリットやEV化が進み燃料では食っていけない状態になり、
少しでも集客・売り上げを上げるために、
差別化を狙いハイテク洗車機の導入が促進されているようですが、
皆交換されてしまえば結局は差別化にならないので、
設備投資負担が増えただけにもなりかねません・・・
あと10年もすれば、
今の既存のGS半分も生き残っていないでしょうねー
厳しい業界です・・・
この部分傷の95%以上は除去できたでしょう!
これが02スタンダード・ソフト磨きコースであれば、
100%達成も可能だったと思います。
但し、趣味車ではなく奥様が日常的に使用なされる足車ですから、究極を作り出しても、早々洗車も小まめにすることも難しいでしょうし、
使用過程車の足車としては十分だと思います!
反対側のこちら側は相当酷い・・・
左折時に、
植え木の枝のようなものにでも相当強く擦り付けてしまったのでしょう、
ガッツリ線傷入ってしまっています。
色的に前のオーナーも女性だと思いますが、女性のカーブの曲がり方は、
極端に内回りか必要以上に大回りする方が多いですけれど、
聞く話に依ると女性は空間認識能力が比較的低いそうです・・・
その為、
内輪差が分からずこの様に巻き込みをしてしまったり、
其れが怖いと思うあまり大回りをしてあわやとなってしまうようです。
流石にこちらはダメージが深すぎ、
反対側ほどの回復は出来ませんでした・・・
が、何十本と入っていた横方向の深い線傷は、
極端に深い1~2本を除いて処理できました!
この部分が今回の磨きでは一番ハードに磨きこみましたから、
1コートソリッドのバフへの色落ちも此処は凄かったですねー
バフポリッシャーで洗っても、
完全にバフから色が抜けません・・・
ボンネットもかなり綺麗になりました!
但し心配なのは、
やはり1コートソリッドによる色褪せですが、
これは幾らコーティングを施工したからと言って、
完全に紫外線劣化を防げるわけではありませんから、
半露天の駐車条件のようですので、
駐車の向きを日光の強くあたらい方向に駐車するなど、
オーナー様ご自身でも気を使うことで、少しでも劣化を防ぐしかありません。
オーナー様ご自信も、
このお車が1コートソリッドだとは知らずに購入されてしまったそうですが、
基本的にはソリッド塗装自体を選択しないようにするべきだったでしょう・・・
色の好き嫌いは当然購入時の大きな選択要因にはなりますが、
使用時の管理のしやすさや、色褪せや、下取り価格などを考慮していくと、
単純にこの色好きで車を買ってしまうのは、
後で後悔することが多くなるでしょう。
弊社のお客様方でも、
10年ほど前はソリッドブラックのお車非常に多かったですが、
今ではその当時のお客様で未だソリッドブラックにお乗りの方は、
1割も残って居りません・・・
やはりそれだけソリッドはハイリスクと言う事です。
HONDA ホンダ フィット 1.5G Fパッケージ(GP5)
コーティング終了
お客様から引き取り予定のご連絡を頂いた際、
「施行期待値がかなり高いですから、
引き取り時あまり感想言葉に出ないかも知れませんが、すみません・・・」
との此処とでしたが、実際現車を拝見になって、
感激のお言葉かなりお聞きする事が出来ました!
手前味噌ですが、
私自身こうなることは100%確信していました!
傷の処理レベルやイオンデポジットクレーターの処理レベルなどにも自信はありましたが、
何よりも色の陰影感が全く違ってきていますので、
それだけで完全に別車になっています。
結局感想の締めくくりとしては、
「新車以上の新車になっちゃいましたね!」
です。
然し、
磨き上げられ意匠性が格段に向上したことで、
弊害が見つかってしまいました。
映り込みが鮮明になり、
光の反射もはっきりしたことで、
ルーフシェルにあった、
3箇所の凹みが分かるようになってしまいました・・・
今のホンダの高張力鋼板は、
下手をするとスズキの軽自動車よりも薄く弱いかもしれません・・・
その為、
ルーフシェルなどは軽く洗車時に手を乗せたレベルでも、
簡単に凹んでしまいます。
これは、
コストダウンと軽量化が主な目的でしょうけれど、
一寸やりすぎではないかと感じます。
クラッシュセーフティーと言う観点もあるかもしれませんが、
重大事故時には車は完全にクシャクシャになり、
恐らく修理は出来ないレベルまで簡単に壊れてしまうでしょう・・・
今回は予算の問題が大きく、コーティングの選択肢と言う自由度は殆どありませんでしたので、
すんなり“マーベラスフィニッシュ・スノーガード”となりました!
基本耐久限界は3年のコーティング剤ですが、
完全露天ではありませんから、
オーナー様の管理如何によっては5年くらいもたせることも可能な場合はあります。
只今お子さんの子育て真っ最中とのことで、
早々車に割けるお金も出ないそうですから、
このお車も10年以上お乗りになられる予定だそうですが、
流石に其処まで引っ張ることは出来ませんから、
余裕があればその間に1回は再施行をしたいご希望があられるそうですけれど、
現実的にはかなり難しいだろうとのことです・・・
子育て中は皆さんそうですよねー
とは言え、半露天駐車で濃色車ですので、
“レジントップコート・コクーンスタンダード”の施行はして頂きました!
当初は1年間の耐久性を持つことで、
ベースコートを余分に1年分の耐久性を上げる可能性のあるSPをご希望でしたが、
これも予算を抑えるためにスタンダードで妥協いただきました。
けれど、やりたいことややりたいグレードばかりを優先してしまえば、
当然家計は圧迫されますから、
何事も予算を考えての堅実なご依頼が賢明ですね!
この度もご指定くださり、ありがとうございました。
ついでと言う事でお水原液もお持ちいただきまして、大変助かりました。
おかげで血圧も安定しており、一時のような意識混濁状態はもう1年半も全く起きていません。
お父様(社長)とお知り合いになれたおかげと、大変感謝いたしております。
周りにも数多く高血圧症の友人がいますが、徐々に強い薬になっていくことに困惑していますが、その心配がないこの水のおかげで不安無く日々を暮らせております。
源液料金は振り込み終了しておりますので、お父様にご確認お願いしておいて下さい。
今後とも、公私共によろしくお願いいたします。
会員クラス:法人正会員登録
車輌クラス:クラスM
施行コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード・ソフト磨きコース(本来程度良好新車向け=軽度の傷取り・鏡面仕上げ)
オプション施工1=レジントップコート・コクーン スタンダード
オプション施工2=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット+フロントサイドFIX2枚×ライトポリッシュ)
オプション施工3=鉄粉クリーニング
物販=ガラス専用クリーニングクロス
施行料金:184.785円税込み(準会員新規施行割引―5%・濃色車割り増し磨きランク3+10%・ソリッド塗装割増磨き+10%
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