2018年04月01日公開|マセラティ
今年も何時もの如く、
冬季長期お預かりによるご入庫を、
ゴールドプレミアム会員様から頂けました!
既にご購入から8年が経過していますが、
最低でも年に1回場合によっては2回と言う事もあるくらい、
常にベストの状態で無いと気が済まないと言う、
拘り屋というか殆んど病気です・・・
何時も会話の中で、
「ソリ黒乗っている以上、床の間に飾っていない限りは、
どの様な管理をしても意匠性が損なわれていってしまうのは仕方ないので、
後は金をかけて常にリセットし続けるしかないよなー」
とは仰っておいでですが、
そうは言っても既に弊社だでけでもMクラス新車買える位金銭消費されています・・・
私としても、
何時もこの様な愚痴聞かされますから、
「弊社だけでなく、修理等にも大分お金掛かるようになっても来ているし、
根本的に車を買いかえることを考えたほうが良いでしょう!」
とも。提案しているのですが、
「確かにそうなんだけれども、じゃあ大排気量NAで、デザインがかっこ良く、
内装がお金掛かっているコストダウンされてない車ある?」
と、切り替えされてしまいますと、
「ないねー」
としか言い様はなく、
「だったら、現状を受け入れてお金かけ続けるか?」
「妥協して我慢して乗るか?]
「の2択でしょう・・・」
と言うと、
「だからこうしているんじゃん!」
だったら、
愚痴は止めましょう!
まずは“鉄粉クリーニング”ですが、
お仕事で鉄工所周りや、ビル等の建設現場も回られる為、
この様な所から排出される鉄粉を浴びますから、
1年でも結構な付着が有ります・・・
しかし、この様なお車で来られるのは、
先方としては気を使ってしまい嫌でしょうねー
現実、数年前に配達に来たトラックがドアをこのお車にぶつけてしまい、
賠償修理で50万円以上の弁償となりましたし・・・
取引先の方々は殆んどが古くからのお付き合いですから良い様なものの、知らない人であれば、
このお車乗り付けられたら追い込みに来たのか?
と、
びびっちゃいます・・・
人相も相当悪いですからねー
然し、外見とは裏腹に、
非常にお優しい方で、
お持込の際塩尻駅まで娘も同乗してお送りしている際も、
「どんな人間でも、自分は絶対このようになるのだ、
と言う強い意志を持ち続けれ努力し続ければ、必ず目標は達成できる!」
みたいな事を、30分くらい娘に言い聞かせてくれていました!
ですので、
娘も結構慕ってなついています。
今回ホイルの修理に、オーナー様手配のホイル修理屋さんに弊社から2本送ることに成りましたが、
「これで修理をするの?」
と言う位、
目を皿にして確認しなければならない程度の傷みです・・・
1本はセンターキャップ周囲の数ミリのアルミ腐食。
もう1本はスポークへの飛び石による数ミリの欠け。
これに合わせて、
リアタイヤ2本の購入交換も弊社にご依頼を頂けました!
但し、
この為に修理期間である1ヶ月の間ブース内に馬がい状態で占拠されるのは辛いのですが、
超常連様ですのでしかたありません・・・
何故に磨き屋でタイヤなど購入するの、
高いのでは?
と思われるでしょうが、私が長年モータースポーツに関わっていたことで、
レーシングタイヤや海外ブランドの高価格タイヤに関しては、
問屋さんとの長年の信頼関係で大手量販店よりも格安で購入することが可能なのです!
今回は特種なホイルでしたので、オーナー様手配で修理となりましたが、一般的アルミホイルの修理であれば、
弊社提携先のホイル修理価格は市場価格の2/3位ですみます!
しかも出来栄えは新品と区別が付きませんし、
アルゴン盛りはせず総て研磨での修理ですので経年変化も絶対起こりません。
但し、
ホイルリムの強度が不足しているような格安ホイルなどの修理は不可能です・・・
待ちに待ったホイル修理から戻ってきましたので、
タイヤを組み付け“ホイルガラスコーティング”フルコートで施行いたしました!
今回の修理ホイルは前後1本ずつでしたが、既存ホイルとの意匠性に差が付いてしまう為、左右に修理済みと既存品とを振り替えます。
車輌側面同時に左右は見えないので!
今回は、
久しぶりに“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”、
全面再施行ご依頼頂きました!
此処のところのご入庫では、
「余った撥水剤で、
下処理もしなくていいから、
上塗りサービスでしてよ!」
「どうせ持ちそんなに変わらないだろー」
と、
相当私のプライドを叩きのめす発言をされておりましたが、
「やっぱりダメだ、撥水も弱いし、耐久性も殆んどないから、
今回からはちゃんとした施行でやるよ!」
となりました。
なかなか此処までの強引さや我侭を言うお客様は、
とあるポルシェオーナーくらいのものですが、
この方々ある意味腐れ縁と言えますので、
言わせるだけ言わせておいて放置ですねー
今回のボディの施行の内容は、
本当はメンテナンスでのご入庫で、
鉄粉クリーニング・スケールリムーバー・リフィックスコートの予定でしたが、いざスケールリムーバーを実行してみるも、
改善率は今一・・・
その後リフィックス・コートを施行してみると、
このソリッド塗装202やスクラッチシールドよりも厄介です。
リフィックス・コートは超々微粒子の研磨剤が入っているのですが、
その研磨剤がつけた極々微細な研磨傷が見えてしまいます・・・
オーナー様にこの状態をご報告して、
「スケールリムーバーの施行料金は無しとする変わりに、
リフィックス・コート用の磨きを行なってリフィックス・コートの料金で、
マーベラスフィニッシュ・プレミアムを再施行するから、
リフィックス・コートと磨き料金に差し替えてください!」
これ弊社にとっては"大赤字”ですが、
このような状況が起き得る予測が付かなかったのは、
弊社の読みの甘さですから、
責任を取る為にはこれはしかたありません!
前回の施行で、
ルーフとボンネットは05スタンダード磨きコースにてイオンデポジットクレターの除去を行ないましたが、
その際ボンネットだけはまだ其処までには至っておりませんでしたので、先送りしておきましたが、
今回は"05スタンダード磨きコース”必要になり、
施行します!
10年ほど前はペーパー掛けから始まる04&05磨きコースは、
それなりにご依頼ありましたが、
最近はめっきり減りました・・・
その当時はまだロータスの人気も高く、
ライン完成時の塗装クオリティーも低かった為に、
ロータスオーナーの方のご依頼は結構ありました!
それ以外の車種でも、
ペーパーを掛ける事によって柚子肌感は大幅に変化しますので、
肌感改善の為のご依頼も多かったですが、
このような理由での施工依頼は此処のところめっきり無くなってしまいました・・・
現在の新車の塗装方法が3ウエット方式となったことから、
クリアだけを改善してもその下の有色部分の柚子肌のほうが大きい為、
あまり大幅な改善が望めなくなったことや、
車に以前のように金銭消費をすることに躊躇される方が増えているのでは?
とも感じます。
最近のもっぱらのご依頼の理由は、
このお車と同じでイオンデポジットクレーターの改善です!
膜厚さえあるお車でしたら、
特に05磨きコースでは研磨膜厚は必要な分だけ研磨できますので、
相当の深度で形成されてしまったイオンデポジットクレーターでも除去することが可能になります。
但し、
クリア柚子肌は完全に無くなってしまいますので、
このお車のように初めから塗装状態が柚子肌のないお車か、
部分的ではなく全体施工をしないと、
全体意匠性のバランスが取れなくなってしまいます・・・
04磨きコースであれば、同じペーパーがけではありますが、
柚子肌のグランドを生かした研磨が可能では有りますがけれど、
極端に研磨厚を多くしてしまうとやはり柚子肌は消えてしまいますので、
深いダメージのイオンデポジットクレーターの対応には限界があります・・・
尤も、
ダメージ除去ののためこの様な作業が必要にならない様な管理をする事がある意味、
オーナー様の責任なのですが。
但し、このお車だけはオーナー様の管理の責任ばかりとは言えません。
通常のソリッドブラックよりも何故か水分焼付けがしやすい・・・
しかも住まわれている地域の環境が、
突如雨が降ったと思いきやすぐに止んでパット晴れ渡りみたいな、
気紛れな天候が春から秋にかけて続きますので、
仕事で使用されて日中殆んどが露天駐車となる為に、
この様なダメージをどうしても受けてしまいます。
ボンネットの05スタンダード磨きコースは完了!
イオンデポジットクレーターは除去されました。
然し、上記したような理由で、又何年かすれば、
今回のような施行を繰り返さなければならなくなるリスクは残ります・・・
私からの提案としては、
既にこのお車も走行距離8万キロを越えましたし、
8年余りを経過しましたので、
あくまで趣味車として若しくは遠出限定とし、
普段の足は割り切って最近のハイテクカーにでもすればこのようなことはなくなるのですが!
まー、
聞いてもらえないのは判ってはおりますが・・・
ボンネット以外は、
リフィックス・コート用の“メインテナンス磨き”で対応いたしましたが、
既存の施行コーティングはマーベラスフィニッシュ・プレミアムの為、
本来メインテナンス磨き対応コーティングではないですので、
幾ら極軽度の磨きといえども殆んどコーティング残存はないでしょうから、
今回に限りリフィックス・コートの料金でマーベラスフィニッシュ・プレミアムを上掛け施行いたします!
MASERATI マセラティ エグゼクティブGT オートマチック
(GH-MQP)コーティング終了
今回既存コーティングが僅かに残っているところに上掛けコーティングとなりましたので、
オーナー様はその方法を危惧なされて、
「上掛けすると白ボケ感出るんじゃないの?」
と、
かなり心配なさっておいででしたが、
実車をみてみた感想は、
「意外となんともないねー」
「ただ、既存コーティングについてしまっていたスクラッチは、
やはりコーティングが残っている以上傷も残っているのだから、
コーティング上掛けしても見えてしまうんだね・・・」
「これからは、
メンテナンスではなくやはり1年毎の再施行で行くのがベターなんだろうねー」
と、
思ったよりも何時ものように愚図らずに素直な言葉でした!
オーナー様は弊社のコーティング既に数種類は今までに試されてきていますが、
その結果"マーベラスフィニッシュ・プレミアム”が一番気に入られているとのことでした!
幾ら高耐久のものを施行しても、
全く傷やイオンデポジットが付かないわけではありませんので、
使用すればしただけ意匠性は低下してしまいます・・・
普通の方であればこの様な事は許容範囲内となるでしょうが、
こちらのオーナー様は常にベスト状態が保たれていることを望まれますので、
高耐久なものよりは低耐久で短期間での再施行のほうが、
望まれているご要望にはマッチします!
このようなボディカラーですので、
普通はレジントップコート・コクーンは必然施行となりますが、
12月より4月までお預かりですので、
早めに施行終了しておけば、
コーティング不安定期間の初期製膜1ヶ月間を弊社工場内で安全保管となりますから、
結果レジントップコート・コクーンの施行は必要無くなります!
ただし、
実施行は1~2週間あれば確実に終了するところを4ヶ月間もお預かりしておりますので、
普通のお客様ではとてもこの様なご対応はできかねます・・・
何せ超常連様ですし、
腐れ縁でも有りますし、
なんと言ってもうるさ型の方ですので、
多少の保管料は頂いておりますが、
言いなりにならざろう得ません。
今年も何時もの如くの、冬季長期お預かり施行、ありがとうございました。
私が感じる昔と今での正直な印象は、お車の管理相当進歩なされたと思います。
昔はご自身の管理に絶対的自信がおありだったり、手当たり次第に量販店の洗車グッズを試されたりしておいででしたが、私のアドバイスもキチンを実行して頂けるようになられてからは、見る見る管理状態は向上したと感じます。
やはり、人の意見に耳を傾けることは大事ですね。
今年は東京オリンピック影響でお仕事も大分お忙しくなられているそうですが、今年の冬のご入庫に備えてしっかり稼いでおいて下さい。
いつも何時もご贔屓にして頂き、ありがとうございます。
会員クラス:ゴールド・プレミアム会員
車輌クラス:クラスX-2
施行コース:(実際施行)
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=リフィックス・コート用メンテナンス磨き(既存コーティングを残した極々軽度の磨き)
オプション施工1=ガラスホイルコーティング(新品扱い=19in×フルコート×2本)
オプション施工2=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット×、鱗落し)
物販1=ピレリー・PZERO285/35R19×2本
物販2=ユニタス・レザーラピッドクリーナー(200ml)
施行料金:338.868円税込み(ゴールドプレミアム会員オプション割引―10%・濃色車割り増し磨きランク1+20%・ソリッド塗装割増磨き+10%・輸入車割増磨き+10% 長期お預かり代車使用無し割引対象外・物販含む)
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