2018年08月25日公開|ミニ
2年ほど前にも、
オプション施工でご入庫頂いております準会員様ですが、
今回もオプション施工でご入庫頂きました!
前回前々回と、
ヘッドライトカバーへのラジカル・コーティング+専用トップコートWコーティングを施行させて頂いておりますが、
すでにヘッドライトクリアをヘビーポリッシュにて完全除去して有りますから、
どうやら素材であるPP自体が劣化限界に達してしまっているらしく、
コーティングレベルでは既に劣化防止は難しいようです・・・
と言うのも、
ヘッドライトカバーの劣化の要因は大きなものとして2点挙げられます。
となりますが、
コーティングでは1は防止することが出来ても、
2の水はコーティングに浸透してしまうため、
既にPP自体に劣化兆候がある場合は、
1年以上経つと目に見えて劣化が確認できるようになってしまいます・・・
最近このように使用過程車での、
ラジカル・コーティング+専用トップコートWコーティング施行車輌で、
問題点が出ているため、
現在は使用過程車への施行は中止といたしており、
新車のみ施行とさせていただいております。
その為今回は、劣化を磨きクリア面を作り上げた後、
フィルムによる劣化防止といたす事となりました!
但し、フィルム貼り込みの場合、
ヘッドライトカバーの形状により施行不可となるお車がありますが、
特に国産車では5割以上の車種が対象外となります・・・
そのようなお車の場合は、
ランニングコストはかさみますが、
定期的にポリッシング&コーティングを繰り返して行くしかありません・・・
となると、
いっそのことヘッドライトユニットを交換した方が良いと言う考え方も有りますが、
その際節約のために中古品を購入することだけは避けたほうが良いと思います。
中古品は販売する際には意匠性を作り出して有りますが、どのようなことが行なわれてかは解りませんから、
下手をすると購入して1ヶ月程度で急激に曇ってくることもありえます・・・
ですので、交換をなさるのであれば、
新品で!
極端な曇り方には至ったおりませんが、
全体が満遍なく曇ってしまってはいます・・・
予防措置を講じていてもこのようになってしまったのは、前記した理由によるものです。
お持込時の判断では、
一応保険としてミディアムポリッシュでお見積もりをしておきましたが、
試し磨きを行なってみたら“ライトポリッシュ”で行けましたので、
既にお振込みを頂いていますので、ミディアムポリッシュ→ライトポリッシュの差額分は、
お引取りの際に現金にて返金いたしました!
今回の予防措置は、これも前記いたしましたように既にコーティングなどでのご対応では、
繰り返し施行となってしまうため、
今回は“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”でのご対応となります!
問題はヘッドライトカバーの形状が、ほぼ全体が同一3次曲面ですので綺麗に貼り込めるか?
が問題でしたが、先日施行のロータスになぞらえて切り出し寸法の調整を行なってみたところ、
思いのほかピッタリ行きましたし、
糊ズレもほとんど起こりませんでした!
オーナー様は後1回車検を取って乗換えを検討されるとのことでしたが、
今回の施行で逸れ迄は曇りは防げるはずです!
その際次期購入車両の候補のお話になりましたけれど、
現行普通車新車で欲しいと思える車がない・・・
強いて挙げるとすれば、
新型ジムニーだそうですが、
奥様も軽自動車のため1家の車が軽自動車だけとなってしまうと、
お子さんもいらっしゃる中遠出はかなりきつくなってしまうでしょう。
本当に弊社多くのお客様が、
次の乗り換えには購入意欲をそそられる車がなく、
結果車自体に関しての興味を失いつつあります・・・
若者の車離れは大分前から顕著ですが、
今迄車好きであった方々までもが車離れをしてしまうような車しかメーカーが作れないようでは、
本当に車業会は死んでいってしまうでしょうね。
最近よく聞く話として、
「欧州各社の車も、ほとんどトヨタ化しているから、何を買っても同じだね・・・」
販売台数だけを追い続けてきた各メーカーの行き着く先は、
自ら作り出した破滅の道と言えるのでは?
今迄に全面施工いただいておりますが、
今回はフロント基本セットのみで、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”のご依頼を頂きました!
前回施工より2年経過ですが、
なぜか撥水が完全に失われています・・・
このような状態になってしまっているのは、
このコーティング施工開始以来初めてです。
大体2年経過車で起こりえる状態は、フロントガラスはワイパー稼動部分の撥水は弱まっていたとしても、その外部の撥水はそれなりに残っており、
フロントサイドガラスに関しては施工直後とほとんど同じ撥水を維持しているはずですが、
なぜかサイドガラスまでまったく撥水していない・・・
管理の仕方をお聞きしてみたところ、洗車は高圧スプレーのみで行なっているそうで、拭き上げも普通のマイクロファイバークロスとのことでしたが、恐らくはかなり近距離でスプレーノズルを近づけ高圧スプレーをかけているのでは?
だとすると、
フッ素は剣山のような状態で蓮の葉原理で撥水していますが、
圧力でその剣山をむしり取ってしまっていると思われます・・・
高圧スプレーを掛ける際は、
業務用のものなら50cm家庭用のケルヒャーで30cmは最低でも離していただかないと、
圧力でコーティングは傷んでしまいます・・・
ボディコーティングでも、
この距離を守っていただかないと、
クラッキングしたり剥離したりはしてしまうリスクは発生します。
お引取り時、上記の話題になりましたが、実は撥水が失われたのは徐々にではなく、
ある時急にだったそうです・・・
そのタイミングよく思い出していただくと、
ディーラー入庫し引き取りされた時からだそうです。
これ過去にあったことですが、
ある理由でフッ素コーティング部分を部分的に溶かしてしまい白濁化させてしまったために、
フッ素をシンナーで全て溶かして拭取ってしまった車屋さんがありました・・・
恐らく、コーティングが完全に機能を喪失したのは、
この様な事をディーラーが行なったのでは?
流石に10年を経過していますので、
細かくみればかなり色々の傷みは目に付きますが、
走行距離も11万キロを越えていますので、
それらの点を考慮してみれば、
町場の同条件のお車に比べれば相当程度が保たれています!
しかも完全露天駐車で。
これはやはり、定期的に弊社に訪れていただき、
メインテナンスもされてきていますし、
一度は再施工もされています!
つまり、手をきちんと入れられていればそれなりの経年変化はしたとしても、意匠性的には新車に見えないまでも、
「え、そんなに永く乗られている車とは思えない!」
と、
周囲の方は感じることでしょう!
このたびのご入庫では、ボディの施工はありませんでしたが、ヘッドライトカバーが綺麗になった事で、車全体の印象も全然変りました。
今欲しいと思われるお車はジムニー以外ないとのことで、いつまで乗り続けるかを思案中とのことですが、新しい物好きでなければ、大幅に手を入れられて全てを新車クオリティーに戻し、後10年乗られるのもありかと思います。
実際私自身、最新でも16年前古いものは25年経過していますが、シャンとさせていますからまったく現状では不満もありませんし、貧乏臭いとも感じていません。
但し維持費が掛かるのは避け得ませんが、これも新車を購入しての減価償却費と比較して考えれば、同等もしくは安いかもしれません。
使えるものはできるだけ大事にして使い続ける、大事なことだと思います。
この度も、ご入庫いただきまして、ありがとうございました。
会員クラス:正会員昇格
車輌クラス:クラスS
施工コース:
オプション施工1=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ)
オプション施工2=ヘッドライトカバー(ライトポリッシュ)
オプション施工3=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(アルティメット使用=ヘッドライトカバー)
施工料金:61.301円税込み(準会員オプション割引―5% 適応)
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